ビーバースカウト隊のご紹介(活動事例Topic(文部科学省委託事業『ワクワク自然体験あそび』)

神戸54ビーバー 活動事例Topic(文部科学省委託事業『ワクワク自然体験あそび』)

文部科学省 委託事業

’20.1月に日本国内で初めて新型コロナ・ウィルスの感染が確認されて以降、屋外活動の減少や感染症に対する不安感などが、子供たちの成長に良くない影響を与えることが危惧されています。

そのような危惧を背景に、文部科学省で「子供たちの心身の健全な発達のための子供の自然体験活動推進事業(以下、文部科学省 自然体験推進事業)」が立ち上げられました。

文部科学省 自然体験推進事業では、新型コロナ・ウィルスの感染状況及び感染防止に十分留意した上で、「自然の中での体験活動を充実する取組」を全国的に展開します。子供たちを取り巻く環境に生じている閉塞感を打破するとともに、子供たちの元気を取り戻し健やかな成長を図ります。

ボーイスカウトとあそぼう! ワクワク自然体験あそび』は、「文部科学省 自然体験推進事業」にもとづき、同省よりボーイスカウト日本連盟に企画から実施までを委託された事業です。

神戸54ビーバーと行く 冒険ハイク

文部科学省 委託事業『ワクワク自然体験あそび』の一環として、神戸54ビーバーでは’20.11月に『神戸54ビーバーと行く 冒険ハイク(武田尾廃線敷跡)』を企画・開催しました。

活動模様を、ビーバー隊活動事例にて紹介しています。

『スカウト兵庫』第15号への掲載

神戸54ビーバーと行く 冒険ハイク(武田尾廃線敷跡)』については、ボーイスカウト兵庫連盟の機関紙『スカウト兵庫』第15号(2021.2月)にも掲載されました。

神戸54ビーバーの振り返り

プログラムの企画・計画

神戸54ビーバーでは、’20.11月〜’21.3月にかけて計5つのプログラムを企画しました。

野山へのハイキングをベースに、ポイント・ラリーやフィールド・ゲームを組み合わせた内容です。野外での楽しいクッキングやスイーツ作り等も組み込みました。

各回「冒険」「神戸」「耐寒」などのテーマを設定し、テーマに沿ったストーリ性のあるプログラムとしました。野山に出る楽しさ・大変さ、克服・達成していくおもしろさ等を、ビーバースカウト隊員と一緒に実体験します。合計50名ほどのワクワク体験者を受け入れる計画でした。

  • 11月: 神戸54ビーバーと行く 冒険ハイク (武田尾廃線敷跡)
  • 12月: 神戸54ビーバーと行く 神戸ハイク (市章山、錨山)
  • 1月: 神戸54ビーバーと行く 耐寒ハイク (七兵衛山)
  • 2月: 神戸54ビーバーと行く 眺望ハイク (旗振山/須磨山上遊園)
  • 3月: 神戸54ビーバーと行く 春捜しハイク (市ケ原、布引の滝)

プログラムの開催実績

11月: 第2波と第3波の狭間(小康期間)

当団最初のプログラムとなる『冒険ハイク(11月)』は、新型コロナ・ウィルス感染症第2波(7~9月ごろ)と第3波(11~2月ごと)の狭間期で、感染症予防策をとりつつ無事開催することができました。予定していた募集定員の倍となる20名超の参加がありました。

本プログラムは神戸市および神戸市教育委員会の後援を受け、募集チラシを近隣小学校で配布しました。配布後3日で定員を大きく超える応募があり、受付を急遽締め切ることとなりました。

応募状況は『神戸ハイク(12月)、耐寒ハイク(1月)』についても同様で、募集チラシ配布後3〜4日で定数を大きく超えるという状況が続きました。改めて、野外活動へのニーズを強く感じました。

12月: 第3波到来

しかしながら、11/26には同じ経済圏に属する大阪府に「感染が急速に拡大する一部地域(大阪市 等)では、ステージ3相当の対策を、今後3週間に集中して行う必要がある」と提言されたこと(首相官邸HP)を踏まえ、『神戸ハイク(12月)』を中止としました。

1~3月: 2度目の緊急事態宣言

さらに、年明けには2度目の「緊急事態宣言」が兵庫県にも発令(1/13 首相官邸HP)、延長されたことから(2/2 首相官邸HP)、『耐寒ハイク(1月)、眺望ハイク(2月)、春捜しハイク(3月)』についても中止することとしました。

神戸54ビーバーのワクワク自然体験は全5回を計画しておりましたが、開催は1回のみとなりました。

『ワクワク自然体験』以外のプログラムへの体験参加状況

新型コロナ・ウィルス感染症にともなう「3週間の自粛要請(11/26)」「2度目の緊急事態宣言発令(1/13)、延長(2/2)」に対し、神戸第54団では『集合での活動の自粛』を速やかに決定しました(11/27)。

一方で、子供たちの心身の健全な発達の観点から「(1)集合しない、(2)短時間、(3)飲食を伴わない、(4)野外」の活動については、工夫しながら継続することとしました。

団の方針を受け、神戸54ビーバーでは「web会議アプリを活用したリモート活動」および「家族単位での野外活動(ファミリー・ハイク)」を企画・実施しました。これらの活動は、ワクワク自然体験に申込/参加された方にもご案内し、子供たちのために野外活動を必要としているご家庭の参加を受け入れました。

計3回開催しました「家族単位での野外活動(ファミリー・ハイク)」は好評を博し、想定を大きく上回る40名超のご参加をいただきました。11月のワクワク自然体験の参加者と合わせ、合計60名超の子供たち(神戸54以外)に、野外活動の機会を提供することができました。

また、これらの活動を通じて、ボーイスカウト活動や当団にご興味を持たれ、新規入団されたご家庭もございました。


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