ボーイスカウト神戸第54団が、7期連続でSランク優良団(※)として表彰されました。今年のSランク優良団は全国で8個団(2021年から1減)でした。
※Sランク: スカウト数100名以上等を3年以上維持
また、スカウト活動に長年貢献し、団だけでなく地区や県連盟等にも奉仕を行った指導者の功労に対して送られる「かっこう章」が、当団の団委員2名に授与されました。
(公開) 2022/5/28
(最終更新) 2022/6/3
創立100周年記念全国大会@兵庫県姫路市
5/28~29、ボーイスカウト日本連盟の令和4年度全国大会が兵庫県姫路市で開催されました。
新型コロナ・ウィルス感染症の拡大を受け、全国大会は2年間web開催でした。今回、3年ぶりにボーイスカウト指導者が集まりました。また、1922年に発足したボーイスカウト日本連盟にとっては、節目となる創立100周年記念大会となりました。※主な列席者、来賓は文末参照
組織拡充顕彰(Sランク) 受賞
全国大会にて、神戸第54団が7期連続でSランク優良団(※)として表彰されました! 合わせて、ビーバースカウト隊、ベンチャースカウト隊も「活動が活性化し、年長隊への上進が堅調である」として褒状をいただきました。
※Sランク: スカウト数100名以上等を3年以上維持
Sランク優良団は全国8個団。全国全団の0.5%未満です。兵庫県では1個団、関西圏でも2個団でした。Sランク優良団は昨年の9個団から1減、5年間では半減しました(2017年17個団)。しかしながら神戸第54団では、活発な活動と様々なご支援のおかげで、団の規模を維持することができました。
なお、Aランク優良団(※)は全国67個団。兵庫県では5個団、神戸で1個団です。関西では13個団でした。
※Aランク: スカウト数65名以上等を3年以上維持
Sランク、Aランク合計では75個団で、全国全団の5%弱です。昨年の82個団から5増12減となりました。
スカウト教育と組織拡充
スカウト教育の特徴の一つが『班制教育(チームシステム)』。チーム(班、組、グループ)を構成し、チーム間で切磋琢磨することで、スカウトの成長を加速させます。一つの団/隊のなかで複数のチームを構成するために、団自体が一定の規模を確保しなければなりません。
そのため、ボーイスカウト日本連盟では、一定規模を維持している団を優良団として毎年表彰しています(組織拡充顕彰)。
神戸第54団は1989年(平成元年、発団17年目)にスカウト数100名(Sカテゴリー)を超えた後、100名前後を維持してきました。特に2014年以降スカウト数は130名前後となり、2016年からSランク優良団(Sカテゴリーを3年以上維持)として毎年表彰されています。
新型コロナ・ウィルス感染症の影響はまだしばらく続きますが、隊員の成長環境確保のために適切な団規模を維持し、様々な活動に積極的に取り組んでいきたいと思います。
かっこう章 授与
ボーイスカウト活動は、青少年の自主的・自立的な成長のための活動です。一方で、その成長をより効果的に引き出すためには、社会と大人の支援を必要とする活動でもあります(スカウト教育法『成人の支援』)。
日本連盟では、スカウト活動に長年貢献し、団だけでなく地区や県連にも奉仕を行った指導者に対して功労賞を授与しています。このたび、当団の辻本団委員(兵庫連盟事務局長)、石﨑団委員(神戸地区コミッショナー)に功労賞の一つ「かっこう章」が授与されました。
辻本 誠 団委員は、当団ビーバー隊の発足当初メンバ。新隊を起ち上げるとともに、ビーバー隊副長として年長児~小学2年生の指導にあたりました。その後、当団団委員長等を歴任。
現在は兵庫連盟事務局長として、県全体のスカウト活動を支えています。
石﨑 義教 団委員は、当団でカブスカウトからローバースカウトまでを経験。その後、当団ボーイ隊長、ベンチャー隊長、ローバー隊長として後輩スカウトを指導。
当団が「ボーイ隊・ベンチャー隊プログラム見直し」の実証団(2019.9~2021.)となった際には、ボーイ隊・ベンチャー隊を束ねるスカウト隊長を担いました。
リーダー育成にも精力的に取り組み、現在は神戸地区コミッショナーとして地区のスカウト活動を後押ししています。
なお、日本連盟が授与する功労賞には「きじ章」「たか章」「かっこう章」が、世界ボーイスカウト機構の理事会である「世界スカウト委員会」が授与する功労賞には「シルバーウルフ章」「ブロンズウルフ章」があります。
日本で「シルバーウルフ章」を授与された方は2名だけ。そのうちのお一人は昭和天皇陛下です。皇太子時代の渡英時(1921年)に、かねてよりボーイスカウト活動に興味を持たれていたことから、ボーイスカウトの創始者であるベーデン・パウエル卿の謁見を受けられました。その際、シルバーウルフ章が献上されました。この時のやりとりが、翌年(1922年)の日本連盟結成へとつながりました。ちょうど100年ほど前のお話です。
<参考1>団の規模
【カテゴリー】団の規模をスカウト数で分類したもの(単年度)。
- Sカテゴリー: スカウト数100名以上
- Aカテゴリー: スカウト数65名以上
- Bカテゴリー: スカウト数40名以上
- Cカテゴリー: スカウト数20名以上
- Dカテゴリー: スカウト数19名以下
【ランク】各規模(カテゴリー)を3年間維持した団を評価するための基準
- Sランク: 過去3年間、スカウト数100名以上 AND 指導者数40名以上の団 (加盟員数140名以上)
- Aランク: 過去3年間、スカウト数65名以上 AND 指導者数25名以上の団 (加盟員数90名以上)
- Bランク: 過去3年間、スカウト数40名以上 AND 指導者数15名以上の団 (加盟員数55名以上)
- Cランク: 過去3年間、スカウト数20名以上 AND 指導者数10名以上の団 (加盟員数30名以上)
- Dランク: スカウト数19名以下 OR 指導者S数9名以下の団 (加盟員数29名以下)
<参考2>全国大会(兵庫大会) 列席者、ご来賓
- 主な列席者(日本連盟 三役 等)
- 御手洗 冨士夫 総裁: (一社)日本経済団体連合会 名誉会長、キャノン(株)会長/社長CEO
- 奥島 孝康 総長: (元)早稲田大学総長
- 水野 正人 理事長: ミズノ(株)会長
- 齋藤 元彦 兵庫連盟長: 兵庫県知事
- ご来賓
- 清元 秀泰 姫路市長
- 末松 信介 文部科学大臣/参議院議員: ボーイスカウト振興国会議員連盟 会員、ボーイスカウト兵庫連盟 顧問
- 逢沢 一郎 衆議院議員: ボーイスカウト振興国会議員連盟 会長
- 松本 剛明 衆議院議員: ボーイスカウト振興国会議員連盟 副会長、ボーイスカウト兵庫連盟 顧問
- 和田 有一朗 衆議院議員: (元)スカウト振興兵庫県議会議員連盟 会長
- 藤本 百男 兵庫県議会議長: (元)ボーイスカウト加東第2団
- 大谷勘介 兵庫県議会議員[欠席]: スカウト振興兵庫県議会議員連盟 副会長
- 五島壮一郎 兵庫県議会議員: スカウト振興兵庫県議会議員連盟 理事
- 水田裕一郎 兵庫県議会議員[欠席]: スカウト振興兵庫県議会議員連盟 事務局長
- 北野実 兵庫県議会議員
- 山本実 たつの市長: ボーイスカウト龍野第1団育成会長
- 萩原唯典 姫路市議会議長
- 西田耕太郎 姫路市教育長
- 山口壯 環境大臣/衆議議員[代理出席]: ボーイスカウト振興国会議員連盟 会員、ボーイスカウト兵庫連盟 顧問
- 城 友美子 兵庫県 県民生活部長
- 木村 晶子 兵庫県 県民生活部 次長
- 上田 賢一 (公財)兵庫県青少年本部 理事長
- 松原 富美子 (公財)兵庫県青少年本部 活動支援部長
- 名越 誠 (一財)兵庫県ボーイスカウト振興会 理事
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- 新型コロナ・ウィルス感染症などの状況により、日程、内容等が変更、あるいは活動自体が中止される場合があります。
- 用具等の準備が必要になる場合があります。
- アレルギー等の質問をする場合がございます。
- 保険の加入(1日限りの保険等)をお願いする場合がございます。
- 活動に伴う実費(食料、補充のお茶、おやつ、活動に伴う各種材料、交通費、入場料等)を別途ご負担いただく場合がございます。
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- ボーイスカウトは指導者含め、ボランティアで運営されておりますので、いわゆる指導料・謝礼等は不要です。